地域や家庭によって、色々なお雑煮があると思う
母が、いやちょっと恥ずかしいが
おかあちゃんが作ってくれたお雑煮は
実に素朴だった
醤油だけで煮たお雑煮だった
お餅以外は、何も入れない
この辺りは、どこもそうだと思う
食べるとき、黒豆をのせるらしい
家では、黒豆はのせずに
とろろ昆布とかつお節をかけて食べた
たまに、ハマグリを入れて作った
今思うと、これは贅沢なお雑煮だった
正直に言うと、お餅はあまり食べなかった
お雑煮もそれほど食べなかった
でも、お正月の思い出の味である
お餅で思い出した
家では、卵と砂糖を入れたお餅をついてもらっていた
両親や妹は、卵餅を焼いて食べていた
これは、甘くて美味しかった
これも、思い出の味
さらに、思い出の味と言えば
ニンジンのきんぴら、栗の渋皮煮、ジャガイモの巣ごもり卵
手づくりプリンやカルピス・・・
いろいろ作ってくれた
その中で1つだけと言われれば、ハムサンドだろうか
おかあちゃんのハムサンドは、他では見たことがない
まずは、ゆで卵の白身だけを細かく潰す
それをマヨネーズであえて、パンに塗る
後は、ハムをはさむだけ
これは、大好きだった
いくらでも食べられた
残った黄身は、それだけをマヨネーズであえて
タマゴサンドにした
これも、美味しかった
今日は、お雑煮から、忘れられない味まで
おかあちゃんの思い出とともに
