2011年の5月、母がぼくの介護を出来なくなった
急きょ、ショートステイで施設に入った
自分の家に最後の別れを言った
もう帰って来ることはないだろう、そう思った
その夜、ひとりでも家で暮らせるんじゃないか
ふと、そんな考えが頭に浮かんだ
次の日、相談員さんに話した
2、3日して、太ももの付け根に元々あった骨髄炎が
MRSA感染していることが分かった
直ぐに、医療センターに入院することになった
家で暮らす話はうやむやになった
改めて、入院先の相談員さんに、その話をした
このあたりでは、ぼくのような重度の障害者が
ひとりで暮らした話は聞かないけど
でも、本人しだいじゃない
その相談員さんは前向きだった
その言葉で、自分の気持ちが固まった
市役所の人が話を聞きに来た
結果は芳しくなかった
前例が無いので難しいだった
そういうもんか、半分諦めた
そうしたら、その後で、相談員さんに叱られた
相手の言うことをハイハイ言ってて、どうすんの、戦わんと
そう発破を掛けられた
続きはまた明日、ありがとう